根面う蝕
2018年12月22日
こんにちは(^^)桜3丁目デンタルオフィスです🌸
高齢者の歯の病気と言えば「歯周病」で悩まれている方が多いと思われますが、
意外にもムシ歯になりやすいというのをご存じでしょうか?
私たちの人生の内で、ムシ歯にかかりやすい時期が三度あります。
最初は乳幼児の頃に乳歯が生える時、次は小学校に上がる頃、
乳歯から永久歯に歯が生え替わり始めてから生え揃うまでの時期!
そして最後は、歯グキが下がって歯の根の部分(歯根[しこん])が露出してくる中高年以降です。
今回は高齢者に多くみられる 根面う蝕 についてお話します。
根面う蝕とは歯の根の表面にむし歯ができることです。根面う蝕の主な原因は根面の露出です。
歯の根っこの部分は、健康な状態であれば歯茎に包まれていますが、
歯周病などにより歯茎が下がるとむき出しになってしまいます。
歯の上部はエナメル質という硬い層で覆われていますが、歯の根にはエナメル質がありません。
なので、むし歯菌の酸の影響を受けやすく、一度虫歯になると治療も難しいです。
再発も多いので進行すると歯冠と呼ばれる歯の頭の部分がなくなり、
根の部分だけになってしまい結果的に歯を失う可能性が高くなります。
歯の根の虫歯はいったんでき始めるとその後も増え続け予防が難しくなります。
また、症状がでにくく発見が遅れることも。。。
なので、歯茎が下がり根が露出しないための歯周病予防と、虫歯予防の両方が大切なんです!!
皆さん、定期的なメンテナンスにはきちんと行ってくださいね!(^^)/★