院内の衛生面について
2018年6月23日
こんにちは(^^)桜3丁目デンタルオフィスです🌸
今日は治療に使用する器具の滅菌についてお話したいと思います!
まずはじめに「滅菌」・「消毒」・「殺菌」の違いについて簡単にお話します。
滅菌:全ての細菌・ウイルスなどを完全に死滅させること
⇒増殖性を持つあらゆる微生物(主に細菌類)を完全に殺滅、または除去する状態にすることをいいます。
消毒:細菌の活動を弱めること
⇒細菌の感染力を失わせることで細菌の持っている有毒性を弱めることをいいます。そのため無菌化することではありません。
殺菌:特定の細菌のみを殺すこと
⇒病原性や有害性を有する糸状菌、細菌、ウイルスなどの一部の微生物を死滅させることをいいます。しかし全ての微生物を殺すのではありません。
煮沸消毒すれば、たいていの細菌やウィルスは死滅しますが、それだけでは高温に強いウイルスや、
細菌の芽胞を死滅させることはできません。
「滅菌」は、細菌の数を減らす効果のある「消毒」とは違い、全ての菌を滅します。
では、どのような機器を使って滅菌するのでしょうか??
~①器具を洗浄する【高性能洗浄機】~
これは簡単に言うと医療用の食器洗浄機のようなものです。
洗浄機といっても普通の洗浄機ではありません!
感染の原因となる血液や唾液などのたんぱく質を落とし、93℃の熱水ですすぎをするので素手で触れるほど安全です!
この【高性能洗浄機】で洗うだけで消毒レベルまでになるそうです!
・使用した器具を洗浄し、器具うを滅菌パックに入れて「滅菌」します。
~②器具を滅菌させる【オートクレーブ】~
滅菌は【オートクレーブ】という滅菌器を使って、134℃の高温の蒸気に器具を晒すことで行います。
当医院では世界最高基準であるヨーロッパで最高ランクのクラスBの滅菌器「LISA」を使用しています!
患者様に安心して治療を受けて頂けるよう、このような高度な滅菌機器が不可欠と考えています。
~当院の滅菌の4つのポイント~
1、基本セットは患者様の前で開封
治療で使用する基本セットは治療直前に患者様の目の前で開封するようにし、
それを置く際も紙製のディスポーザブル製品を使用しています。
2、ハンドピースやドリルも完全に滅菌しています
治療中にはわずかですが血液やだ液などが内部に入り込んでしまいます。
そのため、必ず患者様毎に交換し滅菌処理を行っています。
3、グローブやエプロン、コップはディスポーザブル製品を使用
患者様のお口の中を触るグローブやコップ、エプロンは患者様毎に交換し、新品のものを使用しています。
グローブもお口の中に触れたところは触らないように脱ぎ、血液などが付着していた場合は区別して破棄しています。
4、チェアやテーブル、スピットンもしっかりと洗浄・消毒
治療終了後は決められた場所をしっかりと拭き、次の患者様をお迎えしています!