災害時の歯磨きについて
2018年8月15日
こんにちは(^^)桜3丁目デンタルオフィスです🌸
今回は「災害時においても歯磨きをする理由」についてお話したいと思います!
避難所生活や水不足などでオーラルケアが不十分だと、感染症や誤嚥性肺炎などのリスクも高まります。
阪神淡路大震災では、震災関連死のうち4分の1が肺炎で、
避難生活での食事の偏り、ストレスによる抵抗力の低下、水不足などが原因で誤嚥性肺炎が発生した可能性が
あるそうです。
誤嚥性肺炎とは?
⇒口の中の細菌が、食べ物や唾液とともに誤って肺に入ってしまったためにおこる肺炎。
体力の低下した高齢者に多く見られます。
こうした事を防ぐためにも、歯磨きは大切な事なのです。
それでは、災害時における歯磨きの仕方についてお話しますね!
~水が少ない時の歯磨き~
①水・約30㎖をコップに準備します
②その水で歯ブラシを濡らしてから口の中にいれ、歯磨きをします
③歯ブラシが徐々に汚れてきますので、ティッシュペーパー(あればウエットティッシュ)で
歯ブラシの汚れをできるだけふき取り、また歯磨きと、繰り返します。
④最後にコップの水で2~3回すすぎます。
~歯ブラシがない時の歯磨き~
避難所生活で歯ブラシなどがない場合は、食後に約30㎖程度の水やお茶で
うがいをしましょう。また、ハンカチなどを指に巻いて歯を拭い、汚れを取るのも
効果的です。
~唾液を出すことも大切~
唾液には口の中の汚れを洗い出す働きがあります。
水分をできるだけ取り、顎の付け根(耳の真下の部分)をマッサージしたり、
温めたりして、唾液を十分に出すよう心がけてください。
ガムをかむこともいい方法です。
災害はいつくるかわからないので、防災グッズの中に歯ブラシなども
用意しとくといいですね!!