子どもが歯をぶつけてしまった、どうする!?
皆さん、こんにちは。
桜新町駅徒歩15分、上町駅徒歩8分の【桜3丁目デンタルオフィス】です。
子どもは活発なため転びやすく、その際に前歯を打ってしまうことがよくあります。
そんな時に慌てることのないよう、対処方法を覚えておきましょう。
「乳歯の損傷」と言ってもさまざまな症状があり、受診する前にできる応急処置もあります。
・歯が欠けた
少し欠けた程度であれば、緊急性はないので、少し様子を見てから受診しても大丈夫です。
しかし、大きくかけてしまった場合は神経まで達していることもあるため、時間が経つと痛みが出たり神経が死んだりしてしまうことがあります。
できるだけ早く歯科医院を受診してください。
欠け方に応じて神経の処置をし、欠けてしまった部分の歯を修復していきます。
・歯がグラグラする
出血があれば、清潔なガーゼなどで出血部位を抑えて止血をし、なるべく早く歯科医院を受診してください。
多くの場合は損傷した歯をなるべく安静にして様子を見ますが、大きくグラついている場合は両脇の歯と固定して経過を観察します。
・歯が抜けた
抜けてしまった歯を持って、直ちに歯科医院を受診してください。
ケガをしてから受診までの時間が短く、抜けてしまった歯の保存状態が良いなど、条件によっては歯を元の位置に戻せる可能性があります。
戻すことができない場合でも、見た目や発音、食事に影響が出ないように、そのままにはせず、永久歯が生えてくるまで入れ歯のような装置を使うことが多いです。
歯が抜けてしまった場合、条件によっては歯を元の場所に戻すことができます。
抜けてしまった歯を、牛乳に浸すか、ラップに包んで、できるだけ早く歯科医院を受診してください。
歯の組織、特に「歯根膜」と呼ばれる組織が生きて保存されていれば、ほぼ元通りに植え直すことができます。
時間が経って組織が死んでしまったり、乾燥したりしてしまうと戻せる可能性は低くなるため、できれば受傷後30分以内の処置が望ましいと言われています。
乳歯の損傷は、適切な処置と経過観察を行なっていれば永久歯への影響がない場合がほとんどです。
しかし、損傷の程度によっては、その後生え変わってくる永久歯に影響が出ることもあります。
永久歯の生えてくる時期が遅れる、部分的に永久歯の色が変わる、弱い永久歯ができる、永久歯の根元や頭の部分が歪んだ形になるなどがあります。
目の前で子どもが転んで歯を強く打って歯が欠けたり抜けたりしてしまったら、ほとんどの方は気が動転してどうしたらいいか困ってしまうと思います。
また、一見変わった様子がなくても、そのまま様子を見てよいのか判断をするのは難しいでしょう。
お子さんが歯をぶつけて心配になったら、まずは歯科医院へご相談ください。