2018年12月20日
こんにちは(^^)桜3丁目デンタルオフィスです🌸
今回は、被せ物についてお話したいと思います!(*’▽’)
虫歯になった歯の治療では、原則的に歯質を削らなければいけません。
虫歯菌が感染した歯質は、自然治癒することがなく、放っておくとどんどんと溶かされていってしまうからです。
削った分だけ歯質を失うことになりますが、これは仕方のないことといえます(>_<)
失った歯質は、詰め物や被せ物によって補いますので、歯の機能まで失うことはありませんが、
使用する材料によっては、審美性が低下してしまいます。。。
被せ物・詰め物には保険診療のもの、自費診療のものとあります。
①保険診療の詰め物・被せ物
虫歯治療おける詰め物や被せ物というのは、保険診療でも実施することができます。
詰め物は比較的小さな虫歯に対して行われる治療で、被せ物はかなり重症度の高い虫歯に対して行われる治療です。
専門的には詰め物がインレー、被せ物がクラウンと呼ばれています。
ここで注意しなければならないのが、保険診療で使用できる材料です。
例えば、審美性と直結するような前歯の治療では、保険診療でも白い被せ物を作ることができます。
ただ、使用できるのはレジンと呼ばれる硬いプラスチックの素材です。
このレジンという素材は、とても安価で形も整えやすいため、取り扱いが容易なプラスチックなのですが、
比較的変色や摩耗などの変化が起こりやすい性質があります。
②自費診療の詰め物・被せ物
★ 歯の色の再現性が高い
自費診療であれば、色々な材料を使って詰め物や被せ物を作ることができます。
代表的な材料としては、セラミックやジルコニアが挙げられます。
これらの材料は、歯質の色と非常に近い白色を再現できるため、一見すると詰め物や被せ物を装着しているようには見えません。
保険診療のレジンは、使用できる素材が限られていますので、セラミックやジルコニアには劣ります。。。
★硬くて摩耗しにくい
セラミックというのは、陶器などに使用されている陶材と同じですので、非常に硬いです。
また、レジンのように経年的に摩耗することが少なく、傷もつきにくいのも特徴です!
レジンの場合は、硬いながらも結局はプラスチックですので、毎日使い続けることによって、
摩耗したり傷が付いたりします。
ちなみに、ジルコニアやアルミナというのは、ニューセラミックスと呼ばれる新しい歯科材料で、
従来のセラミックよりも強度や審美性がさらに高まっています。
★着色や変色が起こりにくい
詰め物や被せ物の審美性を低下させる要因として、着色という要因があります。
本物の歯においても、変色を気にされている方は多いかと思います。
コーヒーや赤ワインなど、着色性の強い食品を毎日摂取していると、歯質というのは着色してしまいます。
いわゆる黄ばみや黒ずみといったものです!
実は詰め物や被せ物にもこうした変化が現れます。
特に、レジンとセラミックを比較した場合、レジンの方が着色する傾向が強いです。
また、レジンは使い続けることによって材料自体が劣化し、着色だけでなく変色を起こすこともあります。
一方、セラミックやジルコニアは、こうした着色や変色といった変化が起こりにくいといえます。
★ 虫歯になりにくい
レジンと比べると、セラミックやジルコニアは変化が起こりにくい材料といえます。
これは同時に、虫歯になりにくい材料ということもできます。
詰め物や被せ物の下には、健康な歯質が残っているのですが、詰めている物や被せている物が変化してしまうと、虫歯の再発も起こりやすくなります。
保険診療と自費診療の被せ物・詰め物の違いはお分かりいただけましたか?(*^^*)
銀歯が嫌で白い被せ物をお考えの方や、相談したいという方、ぜひ当院にいらしてください♪(^^)/